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4年生約130名による二部合唱。登壇後,準備の都合により約4分間の待機を強いられたが,私語がほとんどなく,適度な緊張感を保ちながら直立不動の姿勢で待つことができており,直後の合唱に期待を持たせてくれた。
「気球に乗ってどこまでも」は昭和49年度のNHK全国学校音楽コンクールの小学校の部の課題曲。Nコン課題曲の中では今でも歌い継がれている数少ない曲の1つと言えよう。近年,この曲を披露する小学校が減ってきたため,筆者も久しぶりに聴いた。最近の曲だけでなく,昔から歌い継がれる名曲にも注目してくれたのが良い。 合唱では出だしから全員の視線が指揮者に集中しており,ブレスのタイミングも一体的だった。「気球」,「宇宙」などの母音「う」が明瞭に発音できていた。表情が非常に明るく,大きな口で一生懸命に歌う児童が多い。1番の後半には手拍子があり,児童らは曲に合わせて頭の上で手を打ち鳴らし,演奏を盛り上げていた。 1曲では物足りないほどの感動的な合唱で,ぜひ次年度の4年生は,5,6年生同様,さらにもう1曲披露してくれることを望む(次年度以降の「まさき夢まつり」では,残念ながら3学年とも1曲だけの披露となっている。年度末の繁忙期で指導者側の負担もあるかとは思うが,地域住民にとっては本校の合唱を聴ける数少ない機会である上,児童にとってはたった1曲だけのためにわざわざ日曜に登校するのは勿体ない。1学年最低2曲は披露してくれることを重ねて要望する)。 |
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5年生約150名による二部合唱。「ARUKI☆DASOU」では冒頭の部分のブレスの音が聴こえた。2曲目が始まるまでの約1分間,私語がほとんどなく,視線を正面に集中させて良い姿勢で待つことができていた。
「ぼくらの地球」では各フレーズの最初の言葉や,「地球」,「いのち」などの子音「ち」が明瞭に発音できていたほか,英語の部分では「earth」を強調することができていた。地球を守ることの大切さを,表情や迫力で訴えることができていた。 |
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6年生約120名による合唱。開始約20分前より集合を始めていた。「すてきな自分と出会う道」では,「どこまでも」の部分のクレッシェンドを感じた。口形が良い児童が多く,最後まで指揮者に視線を集中することができていた。
「君が明日と呼ぶものを」は,2012年に岐阜県において開催された「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」のために作曲された曲。児童らは「君が」の部分のテンポの変化を表現できていた。また,最後の「アー」の部分では音価を十分に保ちながら頭声的に響かすことができていた。 |