瑞浪市立瑞浪北中学校合唱発表会



 2019(令和元)年12月11日,瑞浪市総合文化センター(岐阜県瑞浪市土岐町)文化ホールにおいて,瑞浪市立瑞浪北中学校(同)の合唱発表会が開催された。
 筆者が同校の合唱を鑑賞するのは同年11月6日に開催された瑞浪市小中学校音楽会以来,1ヵ月ぶりである。同校は,同年4月に開校したばかりの学校で,岐阜県下で最も新しい中学校である。同校は,旧・瑞浪市立瑞陵中学校,旧・瑞浪市立日吉中学校,旧・瑞浪市立釜戸中学校の3校の統廃合に伴って開校した。

 開校以来初めて開催された今回の合唱発表会であったが,開会式の中で生徒会長は「合唱は3校でそれぞれ伝統として守られてきた。今日は“瑞浪北中学校”としてその伝統を受け継ぐ日。合唱の好きな人も嫌いな人も“全員で”取り組むことが大切」と述べていた。
 統合前の3校がそれぞれ築いてきた合唱の伝統がどのように結びつき,引き継がれているのかという点において筆者も大いに関心を持っていたが,実際の合唱は,3校の伝統が見事に融合された感動的な合唱であった。「合唱を伝統と言える学校にしたい,そのための“礎”を築くんだ」という開校初年度の在校生としての決意や自覚,責任感が伝わる合唱で,同校の幕開けを飾るに相応しい名演であった。「礎 〜全員で思いを届け、心に響く合唱を〜」というスローガンの下,各学級,学年,全校で磨き築き上げた合唱を披露した。


―続く―


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【最終更新】2020年1月1日